もうALIENWAREはこりごりだ!
2014年に購入したDELLのALIENWAREのAURORA R4をメインPCとして、PCゲームを遊んでいました。しかし度々見舞われるビデオカードの故障や知らぬ間にサポートの内容が変更されたり、その件についての公式のTwitterとサポートからの回答が異なるなど、嫌気が差していました。秋頃にはビデオカードをTITAN ZからGTX1080Tiに換装したものの、温度管理や筐体が光る機能が失われました。
ビデオカードを換装する以前からGTX1060,70あたりを積んだBTOのPCを購入しビデオカードを取り替えて、外したビデオカードをサブPCに付けてアップグレードをしようと考えていました。当時はTVCMが良く流れている某メーカーのBTOにしようと考えていましたが、色々と調べているなかで最終的にはサイコムのBTOを購入するに至りました。
サイコムのBTOを選んだ理由
発注した時期は年末で分割払36回までは無金利(当時は12月31日迄だった。現在は3月17日迄延長中)だったとか、冬のボーナスキャンペーンで送料やCPU等の様々なパーツで割引があったというのもありますが、この様なキャンペーンは他のBTOメーカーでもやっています。それでもサイコムを選びました。その理由をいくつか挙げてみると
- ちょっと他より高いけど高いなりの理由がある
- ビデオカードなしでの発注ができる
- PCを構成するパーツがどこの物かほぼ記載されている
- 配線がとても綺麗
- サポートが充実している
ビデオカードなしの注文も出来る
今回はメインPCで使用する予定のビデオカードがあったので、ビデオカードなしで発注出来れば一番良かったのです。幾つかのBTOメーカーを見ましたが、ビデオカードなしでの発注を受けてくれるところはありませんでした。ビデオカードだけは好みのものを取り付けたいという人は少なくないと思います。ただしサポートは購入時の構成パーツに限るのでその点は注意が必要です。
ちょっとした要望にも応えてくれた
注文する際に“ビデオカードはこちらで付けるので必要な補助電源(8ピン2本)を繋げられるように電源から出してください”と要望を書き込んでおいたら、しっかりと対応してくれました。PCが届いたときもビデオカードのインストールは、電源を出してくれていたお陰で直ぐに終わりました。
メーカーは○○、型番は△△と分かる
他のBTOメーカーでは、マザーボードやビデオカードの種類までは記載されていてもメーカー名や型番まで記載されているところはほぼありません。これはパーツの仕入れ時期によって使用するパーツが異なっていたり、一般には卸されていないOEM品だったりと様々な理由があります。特にビデオカードは〇〇を搭載していると書かれていても〇〇を搭載するビデオカードの値段は価格コムを見るとピンキリだったりします。
標準で2年保証は大きい
購入したモデルはPREMIUM LINEで、スウェーデンのメーカー「Fractal Design」とコラボしたPCです。このラインは他のモデルより保証期間が長かったり、ケースファンがNoctua製だったり、グリスの塗り直しやケース内の掃除などのメンテナンスやアップグレードなどのサービスが付いています。その分、他のモデルより高くなっていますが、何度も言うように理由がちゃんとあれば、決して高くはないと思っています。
新しいPCのスペック
PREMIUM LINEの「Z390FD-MICRO(2020年2月現在は販売終了)」をベースにCPUやメモリ等いくつかのパーツを変更しました。価格はビデオカードなしの注文だったので約18万円。サイコムに注文した内容はこんな感じでした。太字のパーツは標準から変更したものです。
- CPU:i7-9700K
- CPUクーラー:Noctua NH-U12S
- マザーボード:ASRock Z390M Pro4
- メモリ:Crucial Ballistix Sports LT DDR4-2666 16GBx2(32GB)
- SSD(ゲーム用):ADATA XPG SX8200 480GB
- SSD2(OS用):Crucial CT250MX500SSD1 250GB
- ビデオカード:オンボード
- ケース:Fractal Design DEFINE Mini C Black TG
- ケースファン(前面):Noctua NF-A14 FLX
- ケースファン(背面):Noctua NF-S12A FLX
- 電源:Fractal Design Edison M 750W
- OS:Microsoft(R) Windows10 Home
新しいPCでベンチマークをやってみた
- TIME SPY 1.0:9,329(上位10%)
- FIRE STRIKE 1.1:23,376(上位2%)
かつてのメインPCにGTX1080Tiを積んでた頃のスコア
- TIME SPY 1.0:7,532(上位27%)
- FIRE STRIKE 1.1:15,563(上位17%)
主に遊ぶタイトルはGTA5と少し古めのゲームです。ただし、グラフィックの設定をフルで動かそうとすると、かなりのスペックを要求します。以前のメインPCでも大半は最上に近い設定でしたが、一部妥協していたところがありました。新しいPCであれば、妥協することなく最上の設定で遊ぶ事が出来ています。既にRTX20の新しい世代のビデオカードが主流になってきましたが、今のところRTXのレイトレーシングに対応したゲームは持っていません。レイトレーシングが無くても十二分にゲーム画面は綺麗なので当分はこのPCで遊ぶことができそうです。
あり得ないほどに静かなPC
新しいPCにはサイドフロー型のCPUのクーラーと前面と背面に一つずつのケースファンで合計3つのファンが付いています。アイドル時、GTA5などのゲーム中、3D MARKでPCをフル回転で稼働。どんな場面でも至って静かに動いています。
- 前面ファン:NF-A14 FLX(1200 RPM) 19.2dB
- 背面ファン:NF-S12A FLX(1200 RPM) 17.8dB
- CPUファン:NF-F12 PWM(1500 RPM) 22.4dB
スペック上の騒音値で最も高かったCPUクーラーのファンでさえ20dB台。20dBの目安としては、マイクなら拾えたささやき女将の声や木の葉がふれ合う音ぐらい。PCから普段使う程度に離れると聞こえないレベルです。旧メインPCのファンの五月蝿さとは雲泥の差です。普段ゲームはヘッドフォンをして遊んでいるので、何も鳴っていないシーンではほんとうに静かで、逆に落ち着かないぐらいです。
北欧デザインのPCケース
PCケースはスウェーデンのFractalDesignの「Define Mini C TG」です。MicroATX用の小さなケースですが、ストレージは2.5インチは3つ、3.5インチは2つ搭載可。ビデオカードは最大で335mmまで対応(前面ファン取付時は315mm)。ケースファンは120mmなら7つ、140mmなら4つまで付ける事が可能です。またケース内には吸音素材を使用しているのでより静音性が高まっています。
秋に購入したEVGAのGTX 1080Tiは、バックプレートや側面のロゴが光る機能があったので、それが映えるようにPCケースの側面は透明で頑丈な強化ガラスのタイプにしました。ケースファンがキラキラするPCは好みじゃないけどロゴが光る程度なら良いかなと思っています。
分割払なので当然ですが
昨年の12月に購入した新しいPCは分割36回払いです。2019年1月から始まり最終支払い月は2021年12月。支払いは大変だけど3年経っても使える程のPCだと思うので、大事に使いつつPCゲームを快適に楽しみたいと思います。
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